RI2700地区・地区史ノートVol.03「戦後地区編成の歩み(2)」

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■戦後地区編成の歩み(2)

1964年(昭和39)は、日本でオリンピックが開催された年です。東海道新幹線も開通しました。
この年、中国地方の岡山、広島、鳥取、島根の四県に、第370地区に所属する山口県が加わって、第369区となり、先に述べましたように、山口県が分離した後の全九州が一つの地区として独立して、第370地区となりました。このときの地区編成替えで、日本国内は、10地区となったのです。

その4年後の1968年(昭和43)、九州は南北2地区に分かれ、北部の福岡、佐賀、長崎の3県が第370地区に、南部の熊本、宮崎、鹿児島の3県が第375地区となりました。
この当時、日本国内の各地区の呼称は、全て『300台』です。

地区の呼称は、世界のロータリー・クラブの分布、拡大状況によって、RIで変更されます。
1977年(昭和52)、日本国内の地区呼称は、それまでの『300台』から『200台』に変わり、それまでの『第370地区』は『第270地区』と変更されました。

やがて、1982年(昭和57)に第270地区は、福岡県、佐賀県の鳥栖市、長崎県の壱岐を含む第270地区と、佐賀県および長崎県から鳥栖市と壱岐とを除いた第274地区とに分かれました。
この分割案については、鳥栖、壱岐、壱岐中央の各クラブから、条件付承認の申し出があり、条件通りに、佐賀県の鳥栖RCは交通上の理由から、また壱岐、壱岐中央の両RCは、所在は長崎県ではあるが、壱岐と九州本土との交通機関は、水路も航空路も福岡市を経由しており、長崎市からの定期航路がないため、福岡県を主テリトリーとする第270地区に所属することになりました。

ロータリー創立75周年記念事業は、福岡、佐賀、長崎の3県よりなる、旧第270地区で計画実行されましたが、これについては、改めて述べることにします。

第270地区が第2700地区となるのは、これより後1990年(平成2)のことで、それ以後は呼称の変更はなく、現在に至っています。
以上、いささか冗長と思われるような、地区の呼称の推移について書きましたが、これはあくまで国際ロータリーのクラブ・ナンバーの整理によるもので、特別な意味はありません。

1949年(昭和24)、日本のRI復帰のときは、既に述べましたように、日本全国が1つの地区で、呼称は第60地区でした。この時、第60地区を形成したのは、東京、大阪、名古屋、神戸、福岡、それに札幌の7クラブです。

RIへの復帰後、国内の地区は何回かの編成替えを経て、1994年(平成6)日本全国34地区が出来上がり、2001年(平成13)新潟、群馬両県1地区が2つに分割されて、全国が34地区になり、さらに2002年(平成14)宮城、岩手両県が合併して現在の56地区になっています。

図1:日本国内の地区数、クラブ数、会員数の推移

図1:日本国内の地区数、クラブ数、会員数の推移

日本国内の地区数の変遷は、国内ロータリー発展の歴史でもあります。 1981年(昭和56)、この地区史ノートを始めた年度には全国24地区でしたが、10年後の1990年(平成2)には、全国30地区になり、既に述べましたように全国34地区になったのは1994年のことです。
1981年から2001年まで20年間の、日本国内の地区数、クラブ数、会員数の推移を示したのが第1図です。
この時期を振り返って見ますと、戦後日本国内では、1960年(昭和35)7月池田内閣成立以後の経済成長政策の遂行、いわゆる所得倍増計画には多くの問題点はあったにせよ、日本の国際競争力を高め、日本人の生活様式を大きく変えて行きました。
それ以後の二度に渉る石油危機、プラザ合意以後の円高と国際化、さらにはバブルとその崩壊、と、それがとりもなおさず、日本における地区数ひいては会員数の変動の歴史でもあります。

図2:地区内のクラブ数、会員数の推移

図2:地区内のクラブ数、会員数の推移

また、第2700地区(第270地区)が、現在の福岡県佐賀県鳥栖市、長崎県壱岐、対馬をテリトリーとするようになってからの、地区内のクラブ数、会員数の推移を示したのが、次の第2図です。

また、同じ時期の世界のクラブ数、会員数の動きを第3図に示しておきましたので、3つの図を比べてご覧ください。

図3:世界のクラブ数、会員数の動き

図3:世界のクラブ数、会員数の動き

これは、また後ほど会員増強と関連して書きたいと思っていますが、会員増強を図るには、ただ人数が増えればよいという単純な発想も必要ですが、それと同時にロータリーは、ある時代になにを目標として活動すべきかを考えておくことも大切です。
(菅 正 明)

> ロータリー創立60周年と西日本地区

※本文は菅 正明PGによりまして戸畑東RCのホームページに掲載されましたものを許可を得て地区ページに転載しております。

これをお読み頂いた会員の皆さんは、これを契機に、地区の流れに興味を持っていただきたいと思います。 そして、出来れば、あの時はこうだったと、過去の出来事を思い出して下さい。
会員の皆さんのご記憶や、保存資料がございましたら、どんなものでも結構ですから、『地区ガバナー事務所』 か、『戸畑東ロータリー・クラブ』事務局まで資料をお寄せ下さい。