RI2700地区・地区史ノートVol.11「『友』・会報・広報関係の流れ -(a)-」

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■『友』・会報・広報関係の流れ -(a)-

地区でのクラブ奉仕関係の委員会は、第2700地区の分離以来、『会員増強・拡大』、『広報』及び『雑誌・会報』の3つの部門以外には設けられていません。 地区によっては、ロータリー情報部門を設けているところもあります。 わが第2700地区も、分離独立以来25年を過ぎました。 この25年の間に、会員の顔ぶれも随分変わりました。会員が変わると、ロータリーも随分変わります。 RIから寄せられる情報も、年々変わっていることは、既に皆さんご承知の通りです。 それに、地区の動きを4,5年単位に眺めていますと、おやっと思うような変化が起こっています。

例えば、何年か前まで、地区に高齢化対策委員会と云うのがあって、プロバス・クラブを作ったり、スーパー・ロータリアンズ・サミットと云う会合を支援したりしていましたが、いつの間にか消えたようです。 R財団の活動内容を見ましても、教育的プログラムと人道的プログラムの占める割合が逆転しました。 新世代奉仕の内容も変わりつつあります。 地区は、RIからの情報に対応しながら、地域のニーズを汲み上げて、発展して行かなければなりません。 そのためには、なんと云いましても、会員が正しいロータリーについての情報を、共有する以外にないでしょう。 幾つかの地区では、地区情報委員会があって、必要なR情報は情報委員会を通じて、伝えられています。 これは、わが地区でも将来顧慮すべき問題でしょう。 最近地区IT委員会が発足しましたが、大切なのは如何に情報を伝えるかではなくて、何を伝えるかです。 IT委員会を情報委員会に発展させるのも1つの方法かも知れません。

第270地区が独立した当時、現在の『ロータリーの雑誌月間』は、『雑誌愛読の月』と呼んでいました。 なんとなくソフトな感じがしませんかね。 『雑誌月間』は、『友』だけでなく、ロータリーの情報に広く関心を持とうと云う月間です。『友』も随分変わりました。この20年間に、活字離れも進みました。そうは云うものの、『友』に投書した原稿が掲載されるまでの期間は、昔よりも長くなっているそうですから、私どもが思っている程には、活字離れでもないのかも知れません。『友』は、読む物であると同時に、投稿する雑誌でもあります。『友』をご覧になればお分かりのように、沢山の投稿欄があります。 投稿欄をうんと活用して頂きたいものです。因みに、次回の地区史ノートには、1982年から2000年までの間に、第2700地区のロータリアンが『友愛の広場』に投稿した文章の題名と掲載された巻号を挙げておきました。私は、整理しながらその以外におおいのに驚きました。

会報(クラブ週報)には、3つの役割があります。 それは、クラブの記録、R情報の伝達、会員交流の場の3つです。 週報には、プログラムを始め出席報告など、各クラブの例会の記録がすべて残されます。 クラブで作っている週報を辿るだけで、クラブの歴史は自ずから明らかになるでしょう。 週報の編集には、クラブによっていろんな工夫がされていますが、要は必要にして十分な、しかも無駄のない記録を如何にして残すかということです。 クラブ会報に必要な予算は、例えば、1987年頃の当地区で、クラブ予算の4パーセント以上を占めているという報告があります。これは勿論、週報、クラブ月報、季刊、クラブ年報を含めての金額ですが、これを何とか節約しようという工夫がいろいろと試みられています。 最近では、クラブ週報以外に、月報や年報を出しているクラブは殆どありませんし、経費節減のためにパソコンを導入して印刷費を節約しているクラブも多いようですから、会報予算も以前ほど多額ではないでしょう。

クラブによっては、週報をインターネットで流そうとか、また、地区によっては、ガバナー月信をインターネットでなどの試みもあるようです。考えとしてはいいのですが、日本でのインターネットの普及状況を考えますと、現状ではいささか無理があります。最近では、サイバー・クラブを認めよと云うような議論が、地区でも聞かれますけれども、これは論外のことで、クラブは会員が集まってこそクラブであって、ネット上のやりとりだけでは、クラブではありません。横道にそれましたが、これだけは云っておきたいと思います。
これも時の流れでしょうが、クラブでITを使って週報を安く上げるのはいいのですが、そのために職業分類印刷業の会員には申し訳ないような気もします。最近では、IT機器の導入によって、会報予算が削減され、却ってカラフルで豊富な内容の、バラエテイーに富んだ内容の会報にお目にかかれるようになりました。

IT機器と云えば、このノートを掲載し始めた年度から、地区IT委員会と云うのが発足しました。時流を先取りした結構なことではありますが、IT機器の利用はそれ自体が目的なのではなく、ロータリーの情報をITを利用して、如何に早く的確に捉えるかにあります。ロータリーに関する情報は、すでにRIからホームページを通して、日本語で入って来ます。地区のIT委員会が流す情報も、同じRIからの情報をもとにしたものですから、いまのところ、まだテスト・ケースとしての意義以外にはない訳で、当分の間その成長を見守ることにしましょう。序でに云いますと、地区内ではいくつかのクラブでホーム・ページを開いています。ホーム・ページは絶えず更新されるからこそ意義があるものです。国内には、ホーム・ページを開いているクラブが沢山ありますが、そのうちで絶えず更新しているクラブがどれくらいあるでしょうか。この点から見ますと、ロータリーでは、折角のホーム・ページも余り活動していないと云うのが、現状です。第2700地区でのホーム・ページの現状もまったくその通りです。

広報については、色々と問題があります。 ロータリーは広報が下手だとよくいわれます。 ロータリーの奉仕は、なにも殊更にPRする必要はないという考えがありますし、奉仕活動は宣伝してやるべきものではないという、ロータリーの基本的な考えもあります。 しかしながら、ロータリーのことを地域の方々に十分に理解して頂くのも必要なことですから、広報には努力する必要がある訳です。 外国の新聞などでは、地域の奉仕団体などの活動状況を市民に知らせつ特集欄が設けられているのですが、日本ではどうもロータリーのようなボランチアー団体について、いささか偏った考えをもったメデイアが多いような印象を受けます。

ロータリーのPRには、なんといってもロータリーが、地区が、そしてクラブが、地域社会の注目を集めるような活動をすることでしょう。2,3の例を挙げておきましょう。 1982年ダラスの世界大会で、RI理事会決定の人種などの差別を撤廃する立法案が時のマキャフェリーRI会長から提案され、全会一致で可決され、バーミングハムRCの『会員は白人だけに限る』という規則も即時撤廃されました。 このニュースは、ダラス発AP電として報じられ、ロータリーにとっては、プラスのニュースとして受け止められました。

また、これは私の経験ですが、1999 年のインデアナポリスの世界大会のとき、インドの核実験でアメリカの世論は大いに沸きました。このときの新聞に、『国際間に軋轢があっても、ロータリーではアメリカもインドも仲良く交流している』という見出しで、RI世界大会の記事が新聞紙上に大きく報道されました。ロータリーの国際奉仕が、これ程大きく一般市民の関心がよせられたことはないでしょう。

地区においても、各クラブの奉仕活動こそ最良の広報なのです。 豊前RCの『町民に慕われえる駐在さん表彰』(1982)、鳥栖RCの『鳥栖市落成にクラブ独自参加 弘中平祐講演会』(1982)、博多RCの『博多伝統職人連盟の結成』(1993),宗像ユリックス・ハーモニーホールでの宗RC『宗像地区高齢化対策公開シンポジウム』(1996)、『JAPAN EXPO 北九州博覧際2001』での戸畑RCの常設会場(2002)など、どれ一つを取り上げて見ても、素晴らしい広報ではありませんか。

久留米RCでは1997年11月に、『アイ・サーブ』誌を発行しました。 内容は、ロータリーの各奉仕部門の紹介ですが、誌名にあるようにロータリーの基本は『アイ・サーブ』だということを強調するのが目的だと思います。 この雑誌を会員だけでなく、地元の公共施設や病院、金融機関のロビーなどに配布して、ロータリーについての一般の方々の関心を高めようというのです。 広報活動の一つとして、関心が寄せられました。

第2700地区では、1997年以来、西日本新聞社の協力で、その年度の地区大会の開催に合わせて、4ページのロータリーの広報紙が発行されるようになりました。 これは、内容も十分に考慮されており、ロータリーについての理解を深め、地域社会でのロータリー活動の実態を理解するうえに、大へん有効だと評判を呼んでいます。

序ながらこれはロータリー情報に関するものですが、1995年ロータリー創立90周年を記念して、『ロータリー・ワールド』が創刊されました。 年4回発行ですが、日本語版も発行されており、世界のロータリーの動きが手に取るようによく分かります。 意外にご存知ない方が多いようです。 各クラブ宛配布されていますので、是非ご覧下さい。
(菅 正 明)

> 『友』・会報・広報関係の流れ -(b)-

※本文は菅 正明PGによりまして戸畑東RCのホームページに掲載されましたものを許可を得て地区ページに転載しております。

これをお読み頂いた会員の皆さんは、これを契機に、地区の流れに興味を持っていただきたいと思います。 そして、出来れば、あの時はこうだったと、過去の出来事を思い出して下さい。
会員の皆さんのご記憶や、保存資料がございましたら、どんなものでも結構ですから、『地区ガバナー事務所』 か、『戸畑東ロータリー・クラブ』事務局まで資料をお寄せ下さい。