2011-12 RI2700地区ガバナー就任にあたって

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2011-12 RI2700地区ガバナー

2011-12 RI2700地区ガバナー

2 0 11 – 2 0 1 2 年 度 の ガ バ ナ ー を 務 め さ せ て いただく、小山田浩定です。福岡城西ロータリ ークラブの所属で、ロータリー歴は23年になり ます。  歴代ガバナー、ガバナー補佐はじめ地区委員 のみなさま、所属クラブ、そして会員のみなさま のご支援をいただきながら、全力を尽くして職 務を全うしたいと存じますので、ご指 導、ご 鞭 撻のほどよろしくお願い申しあげます。  また、東日本大震災で被災されたみなさんが 日常を取り戻すためには、長期的支援が必要で す。 そ れ ぞ れ の 確 り と し た 職 業 奉 仕 を 土 台 に 、 ロータリーの精神で、被災者の心に寄り添った 行動をしていきたいと思っていますので、ご協力 のほどよろしくお願いいたします。

1.「こころの中を見つめよう、    博愛を広げるために」

RI会長 カルヤン・バネルジー氏は、インドのご出身 で、インド最大の農薬メーカー、United Phosphorus Limited 社の重役であり、同社のバングラデシュ支社の 会長です。  国際ロータリー2011-12年度のテーマは、『Reach within to Embrace Humanity』日本語で、「こころの中 を見つめよう、博愛を広げるために」です。  バネルジー氏は、テーマについて、“深く自己を省み ることによって、人類が皆、同じ夢、同じ希望、同じ願 望、同じ問題を分かち合っていることを理解していただ きたい”と、次のような話をされました。

心に平和を見出してこそ、家の中に平和をもたらし、 家族に平和をもたらし、そして地域社会に平和をもたら すことができるのです。同様に、全世界で平和を築こう とする前に、まず自分の家庭で平和を築き、全世界で友 情と寛容の心を育もうとする前に、まず自分の周りの 人々に対してそれを実践しなければなりません。言い換 えれば、心が平和であれば、家庭が平和になり、この平 和をほかの人々と分かち合うことができるということで す。愛する人、大切な人と一緒にいることに喜びと満足 を感じるように、私たちは、他者を大切にすることがで きるのです。  自分が強くなれば、共に生きる人々や家族も強くなり ます。そして、強い家族を土台として、前進していくこ とができるのです。うちに強さを秘めた人々が協力すれ ば、人類にもより良く奉仕することができます。これこ そ、私たちがロータリーで行っていることです。

この「こころの中を見つめる」ということについて、 私は四書のひとつ『大学』の教えそのものであると思う と同時に、次のように解釈いたしました。  私と同じ世代の方は、『人を動かす』や『思考は現実 化する』を読まれている方も多いのではないかと思い ますが、その著者のデール・カーネギーやナポレオン・ ヒルなどに強い影響を与えた“ジェームズ・アレン(英 国:1864年~1912年)”は、著書『原因と結果の法則』で、“人間を奴隷のようにしているのは、天罰でも鎖で もなく、無益な悲しみを生み出すだけの人間自身の身勝 手で臆病な自我(低次の自我)であり、それは、過度の 情欲、憎しみ、貪る心、利己心、虚栄心、依存心、猜疑 心、過度のプライド、道徳に反する心などで、これらを 排除することが「自我を克服する」”と言っています。  また、ジェームズ・アレンは「真の自我(高次の自我)」 は、“誠意、忍耐、謙虚、自己犠牲、道徳心、勇気、理 解する心、知恵、思いやり、愛”と言っていますが、私 はこれらがなければ、ロータリーの中核となる価値観(奉 仕、親睦、多様性、高潔性、リーダーシップ)を共有す ることができないと思っています。  そして、例会に出席することで、自我の克服や真の自 我(高次の自我)に反していないかをチェックすること ができるのではないかと考えています。なぜなら、人間 は社会性の動物であり、その中でもロータリアンは地域 や業界を代表するリーダーだからです。例会に出席し、 多くのロータリアンと接することが自分を見つめなおす ことになり、それがバネルジー会長エレクトのいう「心 の中を見つめよう」そのものになるのではないかと思っ ています。

2.「もっと親しく、もっと楽しく」

2700地区の今年度方針は、  「もっと親しく、もっと楽しく」といたします。

菅正明パストガバナーが『論語でロータリー』の中で、 “君子は英語の翻訳書では、ゼントルマンです。ロータ リー会員の皆さんだと理解して下さい”とお書きになっ ていますが、私もロータリアンは、君子であると思って

います。  君子について、論語普及会学監の伊與田覺氏は、「君 子とはまず徳があるかどうか、次に私利よりも道義を重 んじるか、そして自分のことよりも先に人のことを考え てあげられるか」ということを言われています。  また、ロータリーの標語である「超我の奉仕」は、“利 己を超越して他人に尽くすこと”ですが、RI会長ノミニー の田中作次氏は、この「超我の奉仕」について、“自分 のことを考える前に、まず自分の住む地域の人のことを考えると言うこと、自分のことよりも、自分の住んでい る町や村の人たちが何を必要としているのかを、先に考 えてあげると言う意味です。”と言われています。私た ちロータリアンは、正にこの君子の条件に当てはまると いえるのではないでしょうか。  さらにロータリアンは、地域や業界を代表するリー ダーですから、「君子は中庸し、小人は中庸に反す」「君 子は義に喩り、小人は利に喩る」、「君子は諸を己に求め、 小人は諸を人に求む」など、君子であることが求められ ていると思っています。と申しましても、私の場合、君 子に近づいたと思ったら、小人に戻っている・・・その 繰り返しです。  「決議23-34」には、“ロータリーは、基本的には人 生の哲学であり、それは「利己的な欲求」と「他人のた めに奉仕したいと云う義務感」との間の矛盾を和らげよ うとするものである。この哲学は、“超我の奉仕”であり、 “最もよく奉仕する者、最も多く報いられる”という実 践倫理的な原理に基づいている。”とあります。私は、 例会は自分を見直し修正することができる場であり、例 会に出席することで、君子に近づきたいと思う自分と小 人に戻ってしまう自分の矛盾を和らげることができるの ではないかとも考えています。  私は、ロータリー入会以来「4つのテスト」を大切に し、そのおかげで、仕事をはじめいろいろな場面での判 断に助けられ、そしてたくさんの友人ができました。そ して素晴らしいロータリアンに会うことが楽しみで、毎 週の例会に参加してきました。ですので、そういったこ とが、ここまでロータリークラブが発展してきた原点で はないかと思っています。  「近き者説(よろこ)び、遠き者来る」、会員が楽しん でいれば、自然と人は集まってくるのではないでしょう か。まずは、クラブの会員同士が「君子の交わり」で親 しくなり、ロータリーをより楽しいものにしていただき たいと思います。  1年間どうぞよろしくお願いいたします。